福岡県内における時計小売商組合の沿革は非常に古く、親睦団体程度のものとしては大正初期頃、福岡市、久留米市方面にそれらしきものが存在していたと伝えられ、昭和5年頃に至り福岡県内全業者を対象に福岡県時計眼鏡商組合が結成され、組合員相和し、共存共栄の実をあげてまいりました。
大東亜戦争中は他業界と同様に顕著な統制下におかれ、終戦前は業者個々の営業も殆んど不能な状態となり、組合活動も休止の態様下にありましたが、唯一つ特筆すべきものは、政府から組合に委嘱された「民間所有の金、白金、ダイヤモンドの国家供出作業」への特殊な国家奉仕作業があげられます。
昭和22年福岡県内時計小売業者有志の発起と努力に依り各地域の単位組合が再建されはじめ、かつ経済の復興にともない徐々に育成強化が進渉し、時計小売界も漸く堅実な地歩へ接近し始めました。
この間における組合活動の実態は、単位組合個々の活動の域をでず、全県統一的構成がなきままに経過しましたが、昭和43年10月18日福岡地区、北九州地区、筑豊地区及び筑後地区からなる県内24組合を一丸とする福岡県時計貴金属眼鏡商組合連合会の創立を見るに至りました。
以来3ヵ年、時計小売業界も流通業界の大変革期に在り、それに対応する為には、従来の任意組合の機構では対外的信用は勿論、事業活動の推進にも支障が多いため、連合会理事全員を以て発起人会を組織し、積極的に協同組合の設立準備を進め、ここに全組合員の同意を得て名実共に優秀な組合を結成し、益々組織を強化し、漸新な事業経営を行ない、組合員の経済的地位の向上を図ることを目的とするものであります。
昭和30年 | セイコー国産初の自動巻オートマ腕時計発売 |
---|---|
昭和36年 | グランドセイコー発売 国産で初めて精度証明書付きの 最高級腕時計として好評を博した。 |
昭和37年 | リコー ダイナミックオート33発売 |
昭和40年 | シチズン クリスタルセブン発売 |
昭和41年 | 国産初の電子ウォッチ シチズンエックスエイト発売 トランジスター駆動による可動磁石型のテンプモーター |
昭和42年 | セイコーファイブ デラックス発売 |
昭和44年 | 世界初の水晶発振式腕時計 セイコークオーツアストロン発売 |
昭和45年 | オリエント ジャガーフォーカス発売 |
昭和46年 | リコー クオーツ時計発売 |
昭和48年 | セイコー デジタルウォッチ06LC発売 世界初の時・分・秒まで液晶デジタルで表示 |
昭和49年 | カシオトロン発売 世界初の完全自動カレンダー付き。液晶デジタル腕時計 |
昭和50年 | セイコー 多機能デジタルウォッチ0634発売 時計機能とストップウォッチ機能を備えた |
昭和53年 | シチズン8900型 デジアナ発売 アナログとデジタルの両方の機能を持たせた革新的商品 |
昭和57年 | カシオ ジェナス シリーズ発売 時刻と時間がわかり易いアナログとデジタルの両表示方式。 セイコー テレビウォッチ発売 世界初のテレビ腕時計。画面は1.2インチ |
昭和59年 | カシオ データバンク テレメモ10発売 電話番号を記憶できるデータバンク機能を搭載 |
昭和60年 | シチズン スホルダイバー デブスメーター発売 世界初の水深計つき200メートルダイバーウォッチ カシオ ペラFSー10シリーズ発売 ケースとバンドを一体化した薄型ウォッチ |
昭和63年 | セイコー オートクオーツ発売 世界で初めて超小型発電機と自動巻機構を内臓 |
昭和24年 | 全時連 創立 |
---|---|
昭和46年 | 福岡県時計貴金属眼鏡商業協同組合 設立 |
昭和47年9月 | 福岡市時計商組合総会 |
平成12年8月 | 第19回定時総会 |
平成18年11月 | 油山タイムカプセル再封入の様子 |
平成18年12月 | 福岡市技能功労者表彰授賞式 |